動き直しは必見!シカゴ永里優季が頭で今季2点目、NWSL史上12人目の20G20A達成者に

写真:Getty Images

クロスはこう呼び込め、シカゴ・レッドスターズに所属する元なでしこジャパンのFW永里優季が手本のようなヘディングを決めた。

【動画】手本のような動き直しに見事なヘッド!永里優季の今季2点目

シカゴは現地時間27日、アメリカのナショナル・ウィメンズ・サッカーリーグ(NWSL)第9節でブラジル女子代表マルタらを擁するオーランド・プラウドをホームに迎えた。先発出場した永里は89分までプレーし、この試合唯一のゴールをマークしている。

22分のシカゴはアメリカ女子代表DFケーシー・クルーガーが右のハイサイドでボールを受け、切り返しから左足でのクロス。これに永里が頭で合わせて先制点を挙げた。

特筆すべきは永里の動きだろう。1つ目のタイミングではクルーガーの右足クロスに備え、中央への移動からニアへ入る挙動を見せたが、切り返したタイミングで再び動き直し。マーカーの背後へ回り込み、ファーへ膨らむ動きでフリーとなった。

わずか数秒の間に2度、3度と状況に応じた動き直しを見せた永里。シカゴでは中盤での起用も多いが、ストライカーの嗅覚は健在だ。ファンからも「ビューティフルゴール!」、「教科書に載せたい!」、「動きもクロスも素晴らしい」など、賛辞が贈られている。

最終的にはシュート2本にとどまったシカゴだが、アメリカ女子代表GKアリッサ・ナアーの好セーブもあり、1-0で辛勝。連敗を「3」でストップし、5試合ぶりの白星を手にしている。

また、永里はこれが今季2得点目。NWSLでリーグ通算20得点20アシストを達成した12人目の選手となった。

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