G7、AIルール作り開始 有用性と課題、年内に見解

21日、G7広島サミットの会合に臨む(手前から時計回りに)岸田首相、バイデン米大統領、ドイツのショルツ首相、英国のスナク首相、EUのフォンデアライエン欧州委員長、ウクライナのゼレンスキー大統領、EUのミシェル大統領、ベネデッティ駐日イタリア大使、カナダのトルドー首相、フランスのマクロン大統領=広島市

 先進7カ国(G7)は30日、急速に進化する生成AI(人工知能)の有用性と課題を話し合う作業部会を開いた。AIの国際的なルール作りに向け、広島サミットで合意した「広島AIプロセス」が動き出す。年内に一定の見解を示す方針だ。

 この日の作業部会はオンライン開催で、実務者レベルが参加。今後、知的財産権の保護や偽情報対策など、さまざまなテーマについて議論する見通しだ。

 AIを巡る国際的な動きでは、経済協力開発機構(OECD)が政策指針「AI原則」を見直す検討に入ったことが判明している。

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