横浜市が敬老パス利用状況を初公表 月平均の利用回数は ICカード化で集計可能に

横浜市役所

 横浜市内のバスや地下鉄を一定額の負担で利用できる「敬老特別乗車証(敬老パス)」の利用実績が30日、初めて明らかになった。昨年10月のICカード化で詳細なデータの集計が可能になり、市が今年3月末まで半年間の速報値をまとめた。それによると、1人当たりの月間平均利用回数はバスが16.4回、地下鉄が3.6回だった。

 市は高齢者の社会参加を支援するため、70歳以上の希望者に敬老パスを交付している。年間の負担金は収入などに応じて無料~2万500円の8段階あり、交通事業者も料金の一部を負担する仕組み。3月末現在の交付者数は40万1866人で、70歳以上の51.1%となっている。

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