リバプールがシュマートケ氏を新SDに招へい! クロップが共闘熱望したドイツ人リクルーター

写真:Getty Images

リバプールは30日、ヴォルフスブルクの前マネージングディレクター(MD)であるヨルグ・シュマートケ氏(59)を新スポーツディレクター(SD)として招へいしたことを発表した。

なお、シュマートケ氏はイギリスの労働許可証の手続きが完了した場合、6月1日付けですぐさま新天地での職務を開始することになるという。

リバプールでは敏腕SDとして近年の名門復活に大きな貢献を見せたマイケル・エドワーズ氏が昨シーズン限りで、その後任として内部昇格したジュリアン・ウォード氏が今シーズン限りで退任。

これを受け、クラブは国内外の有力なリクルーターをリストアップしてきたが、今夏の移籍市場開幕が間近に迫る現状においても後任が決まっていない。

そういった中で新SDに任命されたのは、これまでハノーファーやケルン、前述のヴォルフスブルクで補強責任者を務めてきたシュマートケ氏だ。

今年2月に退任するまで4年半過ごしたヴォルフスブルクでは、MFパトリック・ヴィマーやMFヤクブ・カミンスキ、FWフェリックス・エンメチャら若手タレントを発掘するなど、派手さはないものの堅実な仕事ぶりが評価されていた。

また、リバプールを率いるユルゲン・クロップ監督は今年初めにドイツ『Wolfsburger Allgemeine Zeitung』のインタビューで、「彼と一緒に働きたかった、きっとうまくいっただろう」と、現役時代にフォルトゥナ・デュッセルドルフやフライブルクでGKとして活躍した同氏との共闘を熱望していた。

リバプールのオーナーである『フェンウェイ・スポーツ・グループ』のマイク・ゴードン会長は、シュマートケ氏の招へいに際して以下のコメントを残している。

「まず、ヨルグが豊富な知識と経験を、彼にとっても我々にとっても有益な役割に活かしてくれると信じて、ヨルグをリバプール・フットボールクラブに迎えたいと思う」

「ヨルグは、ユルゲン・クロップ監督をサポートし続けるフットボールオペレーション部門と協力し、あらゆる分野でクラブを成長・発展させ続けるという我々の継続的な努力と歩調を合わせていく」

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