【カンボジア】トヨタ車組立工場、完工は24年[車両]

豊田通商がカンボジアの首都プノンペンで建設を進める完成車組立工場の完成が、2024年になる見通しだ。クメール・タイムズ(電子版)が30日に伝えた。

豊田通商は昨年9月、現地子会社の豊田通商マニュファクチャリング(カンボジア)を通じ、3,670万米ドル(約51億4,140万円)を投じてロイヤルグループ・プノンペン経済特区に組立工場を設置すると発表。同社によるアジア初の完成車工場で、約150人を雇用してトヨタブランドの車両を製造する計画を明らかにしていた。

カンボジアの工業・科学・技術・革新省によると、同国で操業する自動車工場は昨年末時点で10カ所。北西部バンテイメンチェイ州が4カ所で最も多く、プノンペンと南東部スバイリエン州が2カ所ずつ、南西部コッコン州と南部シアヌークビルが1カ所ずつとなっている。国・地域別に見ると、日本と中国の企業が3カ所ずつ、タイが2カ所、韓国と地場企業が1カ所ずつ。

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