村上春樹さん新刊が上半期1位 コミック部門は「ワンピース」

4月、店頭に並んだ村上春樹さんの新刊小説「街とその不確かな壁」を買い求める人=東京都新宿区の紀伊国屋書店新宿本店

 オリコンは31日付で、今年上半期の本のベストセラーランキングを発表した。1位は村上春樹さんの小説「街とその不確かな壁」(新潮社)だった。集計期間は昨年11月21日から今年5月21日で、期間内の推定売上部数は約27万3千部。

 村上さんの長編小説では「騎士団長殺し」以来6年ぶりの新刊で、1980年に文芸誌に発表し書籍化していなかった中編小説が原型。

 8位には「2023年本屋大賞」を受賞した凪良ゆうさんの小説「汝、星のごとく」(講談社)が入った。コミック部門では尾田栄一郎さんの「ONE PIECE(ワンピース)」(集英社)105巻が約175万8千部(期間内の推定)で1位だった。

 本の2位以下は次の通り。

 (2)「ポケットモンスタースカーレット・バイオレット公式ガイドブック完全ストーリー攻略」(オーバーラップ)(3)「小学生がたった1日で19×19までかんぺきに暗算できる本」(ダイヤモンド社)(4)「世界一かんたん定番年賀状 2023」(角川アスキー総合研究所)(5)「変な絵」(双葉社)

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