ピーマンの生産量日本一を誇る茨城県神栖市で、春ピーマンの出荷が最盛期を迎えている。同市太田のJAなめがたしおさい波崎青販部会の選果場では、スタッフが作業に追われ、活気にあふれた。
茨城県は、昨年の出荷量が3万トン以上を誇る日本一のピーマン産地。中でも、神栖市は栽培面積、出荷量ともに最大規模を誇る。
選果場では、JAなめがたしおさいのスタッフが、農家が搬入したピーマンから形の良くないものを真剣な表情で選別。その後、重さが足りないピーマンは自動でふるい落とされ、つやがあり、形のいいピーマンが袋や箱に詰められていった。
同JA波崎営農経済センターの所和希さん(27)は「ここのピーマンは柔らかく、肉厚で苦みの少ないのが特長。ピーマンを焼いて味わってほしい」と話した。作業は7月上旬ごろまで続き、県内や首都圏に出荷される。