NHK福岡放送局は、6月4日に飯塚市総合体育館で行われる予定の全国高校総体（インターハイ）バスケットボール男子の福岡県予選決勝を、同局として初めて生中継する。
実況を担当する渡辺憲司アナウンサーは、「ここ10年の間にインターハイで5度も優勝している福岡県勢。そんな全国トップレベルの強さを誇る県代表決定戦に、県民も高い関心を寄せています。地域に根差した放送局として、そんな関心に応えるためにも地域スポーツの充実を図ろうと今回、新たに中継を行うことになりました」と説明。番組名は「インターハイ2023 福岡県予選 バスケットボール 男子決勝」（午後2：40）で、NHK Eテレで放送する。エリアは福岡県域だが、NHKプラスで放送後2週間の見逃し配信を予定。全国のバスケットボールファンやライバル校も熱戦の模様を視聴できる。配信開始は、同日深夜以降になる見込みだ。
渡辺アナは「バスケットボールは展開が速く、得点も多く入るため、少しも目を離せないスピード感が大きな魅力。それを損なわないよう、今回の中継では好プレーのVTRとライブ映像を同時に見ていただける新しい画面構成に挑戦します。画面の一部に再生VTRの小さな画面を出すことで、目の前のプレーと直前の好プレーを同時に視聴可能。さまざまな視点でバスケットボールの魅力に迫る中継を目指します」と明かしている。
番組には、三遠ネオフェニックス・金丸晃輔選手と群馬クレインサンダーズ・並里成選手もゲストとして出演。金丸選手は福岡大学附属大濠高校、並里選手は福岡第一高校と、それぞれ全国に名がとどろく福岡の強豪校出身だ。「福岡県はこれまでも日本トップレベルの名選手を数多く輩出してします。現在Bリーグで活躍するお二人にプレーを解説していただくとともに、高校バスケットやBリーグでの活躍を夢見る子どもたちへ日本トップレベルの選手をより身近に感じていただきたいとご出演をお願いしました」と渡辺アナ。また、元日本代表選手で、現在、NHK BS1「熱血バスケ」（金曜午後11：20）にも出演中の小宮邦夫氏も解説者として登場する。
渡辺アナは「昨年は福岡県予選の決勝で福大大濠との接戦を制した福岡第一が、インターハイでも優勝。福岡の決勝はそのまま日本の高校トップレベルの戦いとなりますので、一瞬たりとも目が離せない試合になるかと。プレーの魅力一つ一つを、多彩な出演者と共にお伝えしたいです」と意気込みを語った。
