水戸市 物価高に緊急支援 補正予算案6億2175万円

水戸市役所=同市中央1丁目

水戸市は30日、6月6日に開会する市議会の第2回定例会に提案する本年度の一般会計補正予算案で、電気料金や燃料価格、物価高騰の影響を受けた保育施設や福祉施設、路線バス事業者ら向けの支援金を計上すると発表した。緊急対策費として6億2175万円を盛り込む。

補正予算案では、私立の幼稚園、保育所、認定こども園などには定員数に応じて10万~50万円、民間学童クラブにも定員数に応じて10万~20万円を支給する。

福祉施設には、入所・入居施設は定員数に応じて20万~50万円、訪問・通所系サービスの事業所は昨年10月~今年3月の給付費などの額に応じて10万~20万円を支援する。医療機関には保険診療を行う病院に50万円、有床の診療所に20万円、無床の診療所や薬局には10万円と設定した。

市内運行の路線バス事業者には、市内の走行距離に応じて30万~1400万円、市内に主な営業所を持つタクシー事業者には登録台数1台当たり2万円を支給する。

このほか、道路貨物運送事業者や農畜産業者、ごみ収集運搬事業者らにも支援金を支給する。

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