黒磯南高校で消防団員による「防災訓練」 高校生に消防団の魅力もアピール

 自分たちの住む地域を火災から守る消防団に関心を持ってもらおうと30日、那須塩原市の黒磯南高校で消防団員による防災訓練が行われました。

 全校生徒約460人が参加した訓練は、2階の物理化学教室から火が出たという想定で行われ、消防団員による放水の実演が行われました。

 続いて生徒たちは、消防団員にホースの持ち方を教わりながら、火に見立てた的へ水を当てる初期消火を体験、強い水圧に驚きながらもホースを離さず消火していました。

 消防団はボランティアで構成されることもあり、なり手不足が問題となっていて、那須塩原市消防団でも団員が10年前から200人ほど減り「これまでに無い危機的状況」だということです。

 団員たちは消防団に入ることで地域の繋がりを感じるなど入団のメリットをアピールしていました。

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