テイラー・スウィフト、「Cruel Summer」が約3年半ぶりにHot 100に返り咲き

テイラー・スウィフトによる2019年のアルバム『ラヴァー』に収録されている「Cruel Summer」が、米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”に返り咲き、2023年6月3日付チャートで49位をマークした。

ルミネートによると、5月19日から25日の集計週での米国での公式ストリーミング数は890万回(2%増)、ラジオでのエアプレイ・インプレッション数は89万8,000(128%増)、ダウンロード数は1,000(18%増)となり、夏の到来を告げるメモリアル・デーの週末を前にしたタイミングにふさわしいチャート・アクションを見せている。

リリース当時、2週にわたりチャートインした「Cruel Summer」は、2019年9月7日付チャートで最高29位に初登場し、翌週71位にダウンした。収録アルバム『ラヴァー』は米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”で首位デビューを飾り、彼女にとって6作目のNo.1アルバムとなった。初週にはアルバム収録曲18曲すべてがHot 100にチャートインし、「Cruel Summer」はそのうちTOP40入りした6曲の一つだった。

「Cruel Summer」は、テイラーが現在行っている【The Eras Tour】で披露しているため、ここ数週間チャート・アクションが過熱している。10のアクトを通じて、彼女の過去アルバムを網羅するコンサートでは、『ラヴァー』の楽曲がオープニングを飾り、「Miss Americana & the Heartbreak Prince」「Cruel Summer」「The Man」「You Need To Calm Down」「Lover」「The Archer」の順で収録曲が演奏されている。

テイラーは、他にも昨年リリースの『ミッドナイツ』から2曲を最新のHot 100に送り込んでおり、8週1位を記録した「アンチ・ヒーロー」が12位、最新シングル「カルマ」は32位から27位に上昇した。昨年11月に最高9位に初登場した後者は、5月26日にアイス・スパイスをフィーチャーした新しいリミックスがリリースされたことにより、6月10日付の次週チャートで急上昇することが予想される。5月26日から28日にかけて、米ニュージャージー州イースト・ラザフォードのメットライフ・スタジアムで行われた公演では、2人によってこの新リミックスが披露されていた。

リリースから5月25日まで、「Cruel Summer」は米国で公式オンデマンド・ストリーミングが3億6,410万回、ラジオで正式にプロモーションされていないもののエアプレイが1,370万、ダウンロードが34,000を記録している。

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