ひき逃げ相次ぎ、小学生男児らけが いずれも軽傷、命に別条なし 沖縄・北谷と嘉手納

 29日午後、沖縄本島中部で小学生が被害に遭うひき逃げ事件が相次いだ。いずれも軽傷で、命に別条はない。

 沖縄署は29日、北谷町桑江の町道で軽自動車を運転し、自転車で横断中の小学男児(9)をはねて、すり傷を負わせた後、逃走したとして、自動車運転処罰法違反(過失運転致傷)などの容疑で、うるま市の無職の男(63)を逮捕した。「怖くなって逃げた」と容疑を認めている。現場を目撃した男性が逃げる車をバイクで追尾し、駆け付けた警察官が男を逮捕した。沖縄署は男の刑事責任能力の有無など、詳しく調べている。

 29日午後5時半ごろ、嘉手納町嘉手納の町道で公園に向かって歩いていた小学男児(6)が、県道74号方面から国道58号向けに町道へ進入してきたバイクと接触した。男児は右足親指に擦過傷(さっかしょう)のけがを負った。バイクはそのまま国道向けに現場から走り去ったという。

 嘉手納署はひき逃げ事件とみて、詳しい経緯を調べている。

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