サマージャンプ蔵王大会、8月19日に 有料観覧席を新設

サマースキージャンプ山形蔵王大会の事業計画などを決めた実行委員会=山形市スポーツ会館

 昨年8月に山形市のアリオンテック蔵王シャンツェ(蔵王ジャンプ台)で初開催されたノルディックスキーのサマージャンプ蔵王大会が、今年は8月19日に同所で開かれることが決まった。有料観覧席を新設するほか、昨年に続き山形新聞社の動画投稿サイト・ユーチューブの公式チャンネル「Press Yamashin」で競技の様子をライブ配信し、国内最大規模の大会を盛り上げる。

 30日に市スポーツ会館で開かれた大会実行委員会で決定した。8月18日に公式練習を行い、翌19日に開会式と本戦(男子の成年と少年、女子)を実施する。6月下旬に大会要項の公表とエントリー開始を予定する。

 昨年は北京冬季五輪の金メダリスト小林陵侑選手(土屋ホーム)や高梨沙羅選手(クラレ)ら113人が参加した。今回も同規模での開催を目指す。

 無料で応援できるエリアのほかに仮設の観覧席を設け、座って観戦できるようにする。1席千円で販売する。ユーチューブによるライブ配信を通じて大会の魅力を幅広くPRする。

 実行委は県と山形市のスキー連盟、蔵王温泉観光協会などの関係者でつくり、会長の佐藤孝弘市長は「観戦にとどまらず、温泉やトレッキングなど夏の蔵王を楽しんでもらえるように取り組みたい」と述べた。

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