埜口遥希「僕のブレーキングに注目です!」――「2023 FIMアジアロードレース選手権」

日本人選手の海外での活躍が目覚ましい昨今のスポーツ界。バイクレースでは、2021年全日本ロードST600クラス王者の埜口遥希選手が、22年からアジアロードレース選手権に出場。世界を目指すアジアの若手選手の登竜門となる大会だが、さらに上位のカテゴリーで活躍してきた選手も参戦している。

「MotoGPやスーパーバイクなど世界選手権に出ていたライダーも出場しています。アジアではトップカテゴリーの選手権なので、レベルは高いですよ。僕もいつかは上のカテゴリーに行きたいですし、そのためにアジア選手権を戦っています」

6月の第3戦の舞台は、宮城県のスポーツランドSUGO。埜口選手は、昨年のSUGO大会では2レースとも制している。

「抜きどころは“馬の背”と呼ばれるヘアピン(急カーブ)か、最後のシケイン(S字コーナー)ですね。僕はブレーキングが得意なので、集団のバトルになった時には注目してください。4輪に比べて2輪は(マシンが)動きやすく、狭いところに飛び込んだりもできる。そんなところもバイクレースの魅力です」

6月に22歳になる埜口選手は、現在、大学4年生。意外にもプライベートではバイクに乗らず、二輪免許も持っていないという。

「チームからは取ってくれといわれているのですが、なかなか取りにいけなくて。でも、バイクは一番の趣味ですね。練習で使っているCBR250をいじったりするのが好きなんです」

【プロフィール】

__埜口遥希(のぐち はるき)
__2001年6月20日生まれ。奈良県出身。幼少期からミニバイクレースを始め、15年に中野真矢のチームからスカウトされる。現在は、SDG MS HARC\-PRO Honda Ph\.所属。

【番組情報】

__「2023 FIMアジアロードレース選手権 第3戦 日本大会 決勝レース」
__テレ朝チャンネル2
6月24日(1日目) 午後1:00~5:30(生中継)
6月25日(2日目) 午後1:00~5:30(生中継)
※終了時間変更の場合あり

アジア最高峰の国際バイクロードレース選手権。今季は全6戦(12レース)が行われ、宮城県で開催される第3戦を生中継。

※スカパー!TVガイドBS+CS6月号より掲載

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