出生率が上がる職場づくりとは?厚労省・村木元次官が講演

出産や子育てしやすい職場づくりをテーマとしたセミナーが開かれ、厚生労働省の元事務次官村木厚子さんが成功事例を報告しました。

就職をきっかけとした若者の県外流出を防ごうと、愛媛県が開いたセミナーには、県内企業の人事担当者などおよそ300人が参加し、厚労省の元事務次官で現在「伊藤忠商事」の社外取締役でもある村木厚子さんが講師を務めました。

村木さんは、伊藤忠商事全体で「朝型勤務」など働き方改革に取り組んだ結果、2021年度の社内出生率が平均1.97と10年で1.3ポイント余り上昇したことを紹介しました。

村木厚子さん
「ほかの社員の働き方が大事。自分だけ良くしてもらっても、職場に迷惑をかけながらでは辛い。だから皆が早く帰る制度がとてもうれしかった」

村木さんは出産や子育てしやすい職場づくりに、男女を問わず取り組むことが重要だと強調しました。

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