間伐材買い取る「木の駅」開所 九戸村、まきに活用

オープンした木の駅に軽トラックで丸太を搬入する村民ら

 九戸村は、同村伊保内のふるさとの館敷地内に間伐材を買い取る「木の駅」を開所した。村内の山林で伐採されたままの木材などを受け付け、一定期間乾燥させた後にまきとして活用する。森林整備を促し、土砂災害の防止や林業従事者の収入源確保にもつなげる。

 オープン初日の27日は丸太を積んだ軽トラックが次々と訪れた。村内の住民や森林所有者に間伐した木を1メートルの長さに切ってもらい、月2回の買い取り日に搬入してもらう。

 材積を計測した後に細断し、広葉樹は半年から1年、針葉樹は2、3カ月乾燥。まきとして、村内の入浴施設のボイラーやストーブの燃料とする。この日は軽トラック1台分で3500円~4千円程度の価格で買い取った。

 今年の営業は12月までの原則第2、4日曜で午前9時~午後4時。村役場で出荷会員登録の申請が必要。問い合わせは同係(0195.42.2111)へ。

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