りそな南社長、地銀再編に意欲 「再生から新たな挑戦に」

インタビューに応じるりそなホールディングスの南昌宏社長

 公的資金注入による実質国有化が決まった「りそなショック」から20年を迎えたりそなホールディングスの南昌宏社長が31日までにインタビューに応じ「再生から新たな挑戦のステージに入る」と述べた。2015年の公的資金完済から約8年たち、蓄積した資本を成長投資に振り向ける。再編を見据えた地方銀行との連携に意欲を示した。

 これまでは経営の健全性向上が優先課題だったとした上で「資本が修復してきたことに、ある程度確信を持てるタイミングがきた」と自信を見せた。企業買収などに3年間で1千億円を充てる。

 りそなは傘下に四つの銀行を持つが、新たな地銀をグループに取り込むことを検討する。

© 一般社団法人共同通信社