元ミラン幹部のガッリアーニ氏、CL決勝に臨むインテルの応援で現地へ 「イスタンブールに行く」

写真:Getty Images

モンツァのマネージング・ディレクター(MD)、アドリアーノ・ガッリアーニ氏がイスタンブールへと向かうようだ。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。

セリエA初挑戦の今季、最終節1試合を残して10位につける大躍進を遂げたモンツァ。選手やコーチ陣の奮闘はもちろんだが、開幕前にインテルからイタリア代表MFステファノ・センシ、アーセナルからスペイン人DFパブロ・マリを獲得するなど、セリエAに相応しいスカッドを作り上げた78歳のガッリアーニ氏が今季のMVPと言って差し支えないだろう。

そんなガッリアーニ氏と言えば、長年のカルチョファンにとってはミラン時代から馴染みの深い人物。来季に向けては今夏のミラン退団が確実となっているスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチ(41)の獲得が噂されている。

30日に自伝出版記念のイベントに登壇したガッリアーニ氏はイブラヒモビッチ獲得のアイデアを否定せずも、「現役を引退し、コーチとしてミランに留まる可能性もあるのでは?」という記者の問いかけに同意している。

「イブラをモンツァで1年プレーさせる? わからんよ。ミランの選手たちは28日にユベントスと戦ってから、すぐに数日間の休息を貰ってビーチへ行ったらしい。彼らは海にいて、私はここにいる」

「我々はロマンチックなことについて議論している。イブラがミランのスタッフになるかどうかはあまり考えていないが、少なくともパオロ・マルディーニは何かを考えていることだろう」

また、古巣ミランのライバルであるインテルにも言及。インテルは来月10日にチャンピオンズリーグ(CL)決勝戦でマンチェスター・シティと戦うが、ガッリアーニ氏も決戦の地・イスタンブールで試合を観戦するようだ。

「イスタンブール? UEFAに招待されているから必ず行く。もちろん私は永遠のミラニスタだが、イタリアのクラブがCLファイナルでプレーするのは、ミラノの街とイタリアサッカー界にとっても素晴らしいこと。勝てばなおさらだ」

現在でも時折、サン・シーロでミランのホームゲームをプライベート観戦しているガッリアーニ氏だが、センシを獲得するなどインテルとの付き合いも良好。応援を躊躇する理由はなさそうだ。

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