札幌や帯広など20市町村 タクシー運賃値上げ

きょうから札幌などでタクシー運賃が値上げになりました。運転手不足への対応などが理由です。

値上げとなったのは、札幌市や千歳市のほか、帯広市を含む十勝管内などあわせて20市町村です。このうち札幌や江別などでは、初乗り670円の距離が1.463キロから1.28キロに短縮され、値上げ率はおよそ14%です。

例えば、札幌駅からススキノ方面に走行する場合、これまではススキノ中心部が初乗りの上限でしたが、きょうからは手前のススキノ交差点付近で料金が上がる計算です。平岸ハイヤーの百瀬浩行専務は「燃料代が高騰しているので、なるべく早く値上げをお願いしたかったのが本音。客に負担をかけてしまうのは申し訳ない」と話しています。

コロナ禍で運転手が減り、タクシー会社は売り上げが減少、業績改善につながればと期待を寄せています。今後、釧路や函館でも値上げが予定されています。

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