新大関「霧島」誕生を角界歓迎 実直な性格、看板力士へ期待

大関昇進の伝達式を終え記者会見に臨む霧馬山改め霧島(左)と師匠の陸奥親方=31日、東京都墨田区の陸奥部屋(代表撮影)

 大相撲で新大関となった霧馬山改め霧島(27)=本名ビャンブチュルン・ハグワスレン、モンゴル出身、陸奥部屋=は31日、師匠の陸奥親方(元大関霧島)の現役時代のしこ名に改名し「夢みたい。上(横綱)に上がるなら、これ以上稽古するしかない」と心境を語った。角界からは実直な性格の看板力士への期待と、新時代到来を歓迎する声が相次いだ。

 日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)は「これからも自分から勝負していくような相撲を」とエールを送った。宮城野親方(元横綱白鵬)は「しこ名もいいね。何でもできてしまうので、こうなったら強いという型を身に付ければ横綱もそう遠くない」と精進を求めた。

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