呼ばれたけど…。森保ジャパンに招集されたけど、1度も出場できなかった5人

日本代表は来月15日に豊田スタジアムでエルサルバドルと、20日にパナソニックスタジアム吹田でペルーとそれぞれ対戦する。

新たに招集された選手たちが注目される中これまで森保ジャパンに招集されたが、1度もピッチに立つことができなかった選手たちもいる。

招集を受けて、出場キャップをつけることができなかった5選手を紹介する。

次世代の万能型DF

半田陸

招集回数:1回

所属:ガンバ大阪

パリ五輪世代期待の半田陸は、今年3月に開催されたウルグアイ戦、コロンビア戦に向けて初招集された。

育成年代のときは主にセンターバックとしてプレーし、身体能力の高さと深い読みで危険地帯をカバーリングするクレバーなプレースタイルは世代屈指だった。

プロになってからは右サイドバックを主戦場に活躍。

今季はモンテディオ山形からガンバ大阪へステップアップし、14試合1アシストと主力として定着している。

今回の代表メンバーには招集されなかったが、将来性のある万能型DFのため今後が楽しみだ。

違いを作る超攻撃型CB

藤井陽也

招集回数:1回

所属:名古屋グランパスエイト

今年3月に開催されたウルグアイ戦、コロンビア戦に向けて初招集された藤井は、超攻撃型センターバックと定評がある。

相手の隙を見た持ち運ぶドリブルは推進力と技術があり、一気に押し上げるプレーは圧巻だ。

そしてロングフィードの精度の高さやビルドアップの緻密さも評価が高い。

守備も先を読んだカバーリング、鋭いタックルなど向上している。

今季はこれまで15試合1得点と出場した試合すべてで先発出場を果たしている。

今回は招集されなかったが、今季好調の名古屋を支える藤井は今後の代表を支える戦力になりえるだろう。

招集されるも不運の招集取り消し

奥川雅也

招集回数:1回

所属:アルミニア・ビーレフェルト(ドイツ2部)

代表待望論が上がる“古都のネイマール”奥川は、2020年11月にパナマ戦、メキシコ戦に臨む日本代表メンバーに招集された。

だが不幸にも当時所属していたザルツブルクのクラブ内で新型コロナ陽性者が6人出たため、招集見送りが決定した。

2021-2022シーズンはドイツ1部で33試合8得点1アシストと大活躍し、今季も2部で30試合5得点10アシストと傑出していた。

それでも1度も代表に呼ばれることがない奥川。能力が高いだけに1度チャンスを与えてほしいが…。

2度も呼ばれたけど、1度も出られず…

伊藤達哉

招集回数:2回

所属:マクデブルク(ドイツ2部)

柏レイソルアカデミー高校3年次にドイツの名門ハンブルガーSVへ加入した天才アタッカー伊藤は、森保ジャパンに2度招集されて試合に出場できなかった。

1度目は2018年9月に開催されたチリ戦、コスタリカ戦で初招集を受けるも出番はなかった。

2度目は2019年5月に行われたコパ・アメリカに臨む東京五輪世代中心のA代表に招集されるも、出場できなかった。

今季はドイツ2部で33試合5得点5アシストと主力と結果を残した。今後伊藤に代表デビューのチャンスは舞い込んでくるのだろうか。

2度招集されたJ屈指の現代型プレーメーカー

渡辺皓太

招集回数:2回

所属:横浜F・マリノス

横浜F・マリノスでプレーメーカーとして存在感を見せる渡辺も、森保ジャパンに2度招集された経験がある。

1度目は2019年5月に行われたコパ・アメリカに臨む東京五輪世代中心のA代表に招集されたが、出場機会はなかった。

2度目は2022年1月に開催されたキリンチャレンジカップ・ウズベキスタン戦に向けた代表メンバーに選出されるも、オミクロン株の世界的感染拡大の影響によりウズベキスタン代表の入国が認められなかったため、試合が中止となった。

渡辺は正確な位置取りと豊富な運動量を駆使してピッチ上の潤滑油として機能し、相手の隙をついた持ち運ぶドリブルや正確なパスで攻撃の活性化につなげるプレーが持ち味。

今季は15試合1得点と2位につける横浜FMを中盤で支えている。

不運もあって代表デビューを果たしていないが、今後の招集に期待したい。

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この他に進藤亮佑(セレッソ大阪)、松本泰志(サンフレッチェ広島)、町田浩樹(ベルギー1部サンジロワーズ)が森保ジャパンに招集されたが、代表デビューを果たせていない。

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