香川県議の政務活動費を巡る住民監査請求を棄却 6議員が監査中に「後出し」修正届

香川県議会議員の2021年度の政務活動費に「違法な支出がある」として、市民団体が当時の県議41人に、合わせて約6000万円を返還させるよう知事に求めた住民監査請求が棄却されました。

支払先が不明な人件費や車のリース料などについて、香川県の監査委員はいずれも「違法、不当な支出とは言えない」と判断しました。

香川県庁

一方、監査請求を受けて6人の議員が燃料費や広報費、書籍購入費など23件、合わせて約24万円の修正届を出したことについて「誠に遺憾」としています。

監査請求をした、市民オンブズ香川の植田真紀代表は「事務所費や人件費などは実態の把握をしないまま契約書に記載されていることをもって議員の言い分をそのまま認めてしまうという従来通りの監査結果だった。とても残念」とコメントしています。

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