妙高産ワイン「FLOCON DE NEIGE~雪のひとかけら~2022」 1日発売 醸造2年目 バランス良い仕上がり 坂口げんき農場

 妙高市坂口新田の農事組合法人「坂口げんき農場」(後藤正直代表理事)は1日、妙高産ブドウを使用したワイン「FLOCON DE NEIGE(フロコン・ドゥ・ネージュ)~雪のひとかけら~2022」を発売する。

妙高産ワイン「FLOCON DE NEIGE~雪のひとかけら~2022」

 妙高産ワインの販売は昨年に続き2年目。妙高山麓の同農場で栽培、昨年収穫したブドウ3種を使用し、岩の原葡萄園(上越市北方)で醸造、瓶詰めした。栽培、商品化に当たり妙高市地域のこし協力隊の塚田歓太郎さん(25)が協力した。
 同農場は2016年からワイン用ブドウを栽培。岩の原葡萄園、県などの栽培指導や市の支援を受けて拡大し、ブドウの木は現在、約3500本まで増えた。
 初年は重厚なフルボディタイプだったが、今年はミディアムボディに。マスカット・ベーリーA種の甘い香りと酸味に加え、ビジュ・ノワール種とアルモ・ノワール種をアッサンブラージュ(ブレンド)に使用、バランス良く、飲みやすく仕上がった。赤ワインながら肉料理だけでなく、魚料理にも合う。

昨年に続き、妙高産ブドウを使ったワインを発売する坂口げんき農場の後藤代表理事

 後藤代表理事(69)は収穫量や栽培品種の増加により、今後は販売の通年化や白ワインの販売も見据える。「いつかこの地にワイナリーができれば」と夢を広げ、「多くの方に味わっていただけるように」と願った。
 価格は2750円(720ミリリットル、税込み)。今年の販売本数は計2400本。十二屋(妙高市関山)などの市内酒類小売店、妙高山麓直売センター「とまと」、道の駅あらい他で取り扱っている。問い合わせは同農場(電0255・77・2087)へ。

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