自民党・三谷英弘衆院議員が語る自公連立解消の可能性とは?野党から与党への移籍で有権者の反応は?選挙ドットコムちゃんねるまとめ

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2023年5月30日に公開された動画ではゲストに自民党衆院議員の三谷英弘氏をお招きし、野党から与党に移籍した経緯や公明党との関係性について語っていただきました。

自公が東京での選挙協力解消!神奈川への影響とは?

【このトピックのポイント】
・意見の対立をまとめられずお互いを全力で潰し合ってしまったのがみんなの党の敗因
・自民党へ移籍するも支援者からは歓迎の声
・東京で自公が選挙協力を解消するも神奈川には影響なし。連立解消も否定

三谷氏のプロフィールは以下の通りです。

2006年から2年間をアメリカ西海岸で過ごした三谷氏。大統領選挙を通して社会が変わっていく空気を感じたことと、法律の枠のなかでしか仕事ができないという弁護士の限界を感じたことが政治家を目指すきっかけになったとのことです。

今回は以下の質問からいくつかピックアップして三谷氏に回答していただきました。

野党から与党に移籍 何か言われた?

2012年の衆院選にみんなの党から出馬し政治家としての道をスタートさせた三谷氏。当時は自民党に代わる第一党になるという強い使命感があったとのことです。

三谷氏「政策中心主義で正しいと思うことを正面から正々堂々と言える気持ち良さがあったし、それが多くの有権者の方に響いたのかなと思っていました」

順風満帆に見えたみんなの党ですが、しばらくすると党内で仲間割れが起きてしまいます。そのときに全力でぶつかり合い、完膚なきまでに潰し合ってしまったとのこと。解党の原因の1つであったことを示唆しました。

自民党の場合は揉めることがあっても最後はまとまることができると三谷氏。

「自民党のそういう進め方をもっとみんなが学んでいれば、こういう結果にはならなかったんだろうと今でも思っています」とコメントしました。

MC乙武洋匡「政策は良いけど政局を作れない党だったんですね」

みんなの党が解党した後、三谷氏は自民党に移り選挙区も東京5区から神奈川8区に変わります。支援者からは「言われることもあったけど思ったより言われなかった」とのこと。

その背景には、党を移る間にあった2014年の衆院選に無所属で出馬し落選したことが影響しているようです。

三谷氏としては渡辺喜美氏と行動を共にしたいという強い信念があったものの、支援者側としては当選するためにいずれかの党に所属して欲しいという思いがありました。

そのため、2017年の衆院選に自民党公認で出馬したことを喜ぶ支援者も少なくなかったとのこと。しかも神奈川8区の対立候補とは因縁浅からぬ仲ということもあり、応援にも力が入ったようです。

三谷氏は「連日それこそ本当に日本全国から神奈川8区に応援に入ってくれた」と当時を振り返りました。

神奈川での公明党との関係は大丈夫?

新設の選挙区での候補者擁立をめぐって、自民党と公明党が東京での協力関係を解消することが話題を集めています。

三谷氏は政権を担う重責に言及しつつ、公明党について「20年にわたってそれを共有してきたパートナー」と表現。「大きな事になるという感じは正直していない」と連立解消を否定しました。

神奈川における両党の関係については、昨年の参院選の結果に触れつつ「小泉進次郎県連会長はじめ、うまくやっている感じがあるので特段こじれているようなことは感じていない」と、良好であることを強調しました。

MC乙武「東京で揉めてから神奈川の公明党関係者と話す機会ってあったんですか?」

三谷氏「普通。今まで通りです」

MC乙武「東京の話題にはならないですか?」

三谷氏「なんかまあ……苦笑する感じ?」

関係性は良好なものの、話題にするとやや気まずい空気が漂うようです。

今回の選挙協力解消について三谷氏は、あくまで東京に限った話であるとし「東京のことは東京で決めていただければいいかなと思います」とコメント。神奈川に波及する可能性を改めて否定しました。

動画本編はこちら!

野党から与党への移籍を支援者は歓迎!その理由とは?

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