2024年春の茨城県立高校入試について、教育関係者らで組織する「県立高校等入学者選抜方法協議会」(委員長・白土毅石岡一高校長)は31日、学力検査を1週間ほど早めて2月28日に行う日程案を了承した。合格発表は3月12日。県立中・中等教育学校の選抜検査は1月6日、合格発表は同18日。森作宜民教育長に31日、報告した。県教委が今後、正式決定する。
報告によると、来春の県立高一般入学の出願期間は2月7～9日。感染症などを対象とした追検査導入により、高校入学までの準備期間が短くなっているとして早めた。特色選抜などの面接は同29日、学力検査の追検査は3月7日。
これまで5日だった学力検査と追検査の間隔を7日以上空けることで、新型コロナウイルスに感染した受験生も回復後、追検査が受けられるとした。新型コロナに対応していた別の検査は感染症法上の5類移行を受けて行わない。
県立高入試の2次募集については、従来の学力検査は実施しないこととする。調査書や面接のほか、各学校の裁量で作文や一般入学学力検査の結果を参考に選抜する。
現小学6年生が対象の県立中・中等教育学校の選抜検査ではインターネットを活用した出願の方向性を示した。
2025年春の入試についても協議し、県立高一般入学学力検査は2月27日、特色選抜などは同28日、県立中・中等教育学校の選抜検査を1月11日とする日程案を了承した。
