“暴力団排除を” 夏祭り前に露天商の組合に対策指導 身分隠した不正出店受け=静岡県警

夏祭りシーズンを前に、静岡県警は露店をとりまとめる組合に対し、5月31日、暴力団排除に向けた対策を指導しました。

県警から指導を受けたのは、露天商などでつくる「県東部イベント商業協同組合」に所属する約60人です。この組合をめぐっては、2022年、出店をとりまとめた夏祭りで、暴力団であることを隠して露店を出す権利を不正に取得したとして、暴力団員や組合の関係者などが検挙される詐欺事件が起きました。

県警は再発防止に向けて、出店を申し込む際に露店を出す本人が確認できるよう書類の提出を徹底することや店に組合員証を掲示するなど暴力団関係者ではないことを証明するよう指導しました。

<県東部イベント商業協同組合 渡邉烈史理事長>

「祭りに来た客にも、こういう人間がやっていることを分かっていただけるようにやっていこうと思っています」

県警は夏祭りなどの露店経営に暴力団員が絡まないよう指導を続けていく方針です。

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