【シンガポール】洋菓子専門EC、初の海外展開[食品]

洋菓子専門ECの「ケーキジェーピー」は5月31日からシンガポールで販売を開始した(WeAgriウェブサイトより)

洋菓子専門の電子商取引(EC)プラットフォーム「ケーキジェーピー(Cake.jp)」を運営するCake.jp(東京都新宿区)は5月31日、シンガポールで商品の販売を開始した。同社初の海外進出となる。

シンガポールでは、日本産品の輸出や海外マーケティングを手がけるWeAgri(ウィアグリ、東京都中央区)と協業。同社が運営する越境ECプラットフォーム「Ginza Sweets(ギンザ・スイーツ)」上で、日本の「ケーキジェーピー」で人気の洋菓子を販売する。

Cake.jpは2017年に「ケーキジェーピー」の運営を開始しており、日本全国の加盟洋菓子店がプラットフォームに出店。加盟店舗数は約1,700店で、150万人以上の会員を獲得している。EC以外にも、商品開発やマーケティング、流通サポートなどのサービスを加盟店に提供している。

今後さらなる成長を果たすには海外展開が必要と考え、シンガポールへの進出を決めた。同国を初の進出先としたのは、アジア諸国の中で経済的な成長性が高く、文化の多様性を受け入れる土壌があるため。海外進出のテストマーケティングを実施する上で最適な環境であると判断した。加盟洋菓子店の海外進出を後押しする狙いもある。

シンガポールでは今後、実店舗での販売も計画している。

© 株式会社NNA