村上さん新作が上半期1位 取次大手2社のランキング

 出版取次大手の日本出版販売(日販)とトーハンは1日付で、2023年上半期(昨年11月22日~今年5月20日)のベストセラーランキングをそれぞれ発表した。いずれも1位は人気作家、村上春樹さんの小説「街とその不確かな壁」(新潮社)だった。

 同作は村上さんの6年ぶりの新作長編小説。4月の発売日に多くのメディアで取り上げられるなど話題となり、情報会社オリコンの上半期ランキングでも1位だった。

 凪良ゆうさんの本屋大賞受賞作「汝、星のごとく」(講談社)や、銃撃事件で死去した安倍晋三元首相の生前のインタビューで構成された「安倍晋三 回顧録」(中央公論新社)も2社のランキングでベストテンに入った。

 日販の2位以下のランキングは次の通り。

 (2)「ポケットモンスタースカーレット・バイオレット公式ガイドブック完全ストーリー攻略」(オーバーラップ)(3)「小学生がたった1日で19×19までかんぺきに暗算できる本」(ダイヤモンド社)(4)「汝、星のごとく」(講談社)(5)「変な絵」(双葉社)

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