ビジャレアル、セティエン監督が来季も続投! 電撃引き抜きエメリの後任として5位フィニッシュに導く

写真:Getty Images

ビジャレアルのキケ・セティエン監督が来シーズンも続投することになった。

今シーズン、ウナイ・エメリ監督の下で公式戦17試合を戦い、11勝3分け3敗の戦績を残していたビジャレアル。リーグ戦7位にヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)では4連勝で、2試合を残してグループステージ通過を果たしていた。

しかし、就任初年度にヨーロッパリーグ(EL)初制覇、昨季はチャンピオンズリーグ(CL)で史上最高位のベスト4進出に導いた智将は、スティーブン・ジェラード前監督を解任したアストン・ビラに引き抜かれることになった。

この電撃退任を受け、クラブはラス・パルマスとレアル・ベティスで確かな実績を残したセティエン監督を、昨年10月末に1年半契約で招へい。

2020年8月にバルセロナの監督を解任されて以降、約2年ぶりの現場復帰となったセティエン監督は、就任以降の公式戦4試合を3敗1分けの未勝利で終える、最悪な滑り出しに。それでも、5戦目となったエスパニョール戦で初勝利を挙げると、そこから公式戦6連勝を達成。

以降はリーグ戦4連敗に、コパ・デル・レイとECL敗退という苦難を味わったが、リーグ戦では安定したパフォーマンスを取り戻し、エメリ体制から2つ順位を上げた5位フィニッシュを確定。ヨーロッパリーグ出場権獲得という最低限のノルマを達成した。

そういった中、ビジャレアルのフェルナンド・ロイグ会長は、スペイン『アス』でセティエン監督の去就に言及。来シーズンも契約を残す指揮官にチームを託すことを認めた。

「我々は監督と契約を結んでいて、彼は来年も続けることになる。何らかのリストラが行われるだろうが、今はそれについて話すときではない。来年、我々はスタジアムが完全に完成し、ヨーロッパリーグとリーガに大きな熱意を持って臨む」

「我々の100周年のシーズンにおいて、レバンテのグラウンドでシーズンをスタートした中、何とか12月31日から新しいスタジアムでプレーすることができた」

「多くの出来事があったが、目標は達成できた。非常に高い成績を収めたシーズンと言えるだろう。ファーストチームはヨーロッパ、Bチームはセカンドディビジョン、そして女子チームは残留を達成した。目標は達成されたと言えるだろう」

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