「応援してくれる人たくさん」西村優菜 日本でもらった元気と新しいクラブ

西村優菜は日本での試合でリフレッシュしてきた(撮影/桂川洋一)

◇米国女子◇みずほ アメリカオープン 事前情報(31日)◇リバティーナショナルGC (ニュージャージー州)◇6656yd(パー71)

ハードスケジュールをこなした甲斐があった。西村優菜は2週前、米国からの帰国直後にもかかわらず国内ツアー「ブリヂストンレディスオープン」に出場。得たものは、最終日の5連続バーディフィニッシュによる4位という成績以上に大きいという。

「もちろん体力的にはきつかったけれど、良いショットであんなに『ワーッ』となってくれるのは気持ちがいい。自分が元気をもらいました」と、米国では久しく聞いていなかった大声援を耳にした。「日本で応援してくれている人がたくさんいると再認識できた。米国から良いニュースを届けたい」。今週からは再び、少なくとも予選ラウンドは閑散とした中でのプレーを覚悟しているが、遠くに多くの味方がいると信じられる。

再渡米までの短いオフの間に愛犬に会って癒された。シーズン初回のリシャッフル後の中盤戦に向け、クラブも調整してきた。

国内で待ち構えていたキャロウェイのスタッフと打ち合わせを重ね、キャディバッグで一番長い6I(X FORGED STAR アイアン)の“代役”を準備。「ボールが止まらないので、もっと高く打ちたい」と肉厚なX フォージド UT アイアン(ロフト角27度)をテストしている。「ボールフライトもスピン量もイイ感じ。あとは距離とフィーリングが合ってくれば」試合で握る可能性がある。

「景色がきれいすぎてずっとワクワクしている」というリバディーナショナルGC。マンハッタンを望む18ホールは「池も絡んで、見た目がすごくタイト」という印象を持ちながら、“警戒しすぎない”とも決めている。「グリーンもアンジュレーションがたくさんあって難しいけれど、ターゲットを絞りすぎると難しい」。緊張感でいっぱいだったシーズン序盤戦よりも、大きく構えてコースを歩く。(ニュージャージー州ジャージーシティ/桂川洋一)

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