「まだ信じられない」これぞ“マスター”7度目のEL制覇にセビージャ指揮官も歓喜

写真:Getty Images

セビージャのホセ・ルイス・メンディリバル監督が、ヨーロッパリーグ(EL)優勝を喜んだ。

5月31日、EL決勝が行われ、セビージャはローマと対戦した。

史上最多6度の優勝を誇り、“ELマスター”とも呼ばれているセビージャと、初制覇を目指し、昨シーズンのヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)に続いて、2年連続でヨーロッパの大会制覇を目指すローマの一戦となった。

試合は35分にパウロ・ディバラのゴールでローマが先制。しかし、55分にオウンゴールでセビージャが追いつき、その後はゴールが生まれない。

延長を含めて120分間を1-1で終了。PK戦にもつれ込むと、カタール・ワールドカップ(W杯)でもモロッコ代表をベスト4に導く活躍を見せたGKボノが躍動。2人のシュートを止め、見事にセビージャが3シーズンぶり7度目の優勝を成し遂げた。

試合後、メンディリバル監督はインタビューに応じ、優勝の実感がまだないと語った。

「まだ信じられないと思うが、トロフィーは受け取った。メダルももらった。それを受け入れるには、しばらく時間がかかりそうだ」

また、試合後の記者会見では改めて喜びを語り、シーズン途中にチームを引き継いだ中でのタイトル獲得を喜んだ。

「ここに居られること、そしてクラブのために勝てたことは嬉しい。ここに来た時、クラブは大変な時期を過ごしていた。我々はクラブのために反響を呼ぶような良いことをした」

「我々が失点をした時、彼らに対してゴールを奪うことはとても難しいと思った。後半すぐに同点ゴールが決まり、試合に勝つための戦いを続ける力を与えてくれた」

「結局のところ、練習中にPKを蹴ることと、6万人のファンの前でシュートすることは全く同じではない。これまでのラウンドではトレーニングしてこなかった。我々はやってくれる選手たちに自信があったからだ」

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