日本時間６月１日、オールスター・ゲームのファン投票がスタートした。第１ラウンドは日本時間６月23日午前１時が投票期限となり、各リーグの最多得票者はその時点でオールスター・ゲームのスタメン出場が決定。最多得票者のポジションを除く各ポジションの上位２名（外野手は６名）が第２ラウンドに進出することになる。第２ラウンドの投票は日本時間６月27～30日に行われ、ファン投票によって選ばれた各リーグのスタメン出場メンバーは日本時間６月30日午前８時からESPNにて発表される予定となっている。
ファン投票の対象となるのは一塁手、二塁手、三塁手、遊撃手、捕手、外野手（３名選出）、指名打者の７ポジションで、投手はファン投票の対象ではない。日本人選手では大谷翔平（エンゼルス）がアメリカン・リーグ指名打者部門、吉田正尚（レッドソックス）がア・リーグ外野手部門、鈴木誠也（カブス）がナショナル・リーグ外野手部門でノミネートされており、ラーズ・ヌートバー（カージナルス）も鈴木と同じナ・リーグ外野手部門に名を連ねている。
大谷は最大のライバルであるヨーダン・アルバレス（アストロズ）が指名打者部門ではなく外野手部門でノミネートされたため、強力なライバルは見当たらない。大谷以外に現時点で２ケタ本塁打を記録しているのはジェイク・バーガー（ホワイトソックス）、バイロン・バクストン（ツインズ）、ブレント・ルーカー（アスレチックス）の３人だが、彼らが大谷を上回る票数を得ることは考えにくい。知名度のあるミゲル・カブレラ（タイガース）、ジャンカルロ・スタントン（ヤンキース）、ジャスティン・ターナー（レッドソックス）は故障や不振で成績が伸び悩んでおり、大谷のトップ通過は濃厚と言えるだろう。
吉田はアルバレスのほか、ランディ・アロザレーナ（レイズ）、アーロン・ジャッジ（ヤンキース）、フリオ・ロドリゲス（マリナーズ）、マイク・トラウト（エンゼルス）といった強力なライバルたちと外野の３枠を争うことになる。まずは打率３割を超える現在の打撃成績を維持し、第２ラウンド進出圏内を目指したいところだ。
鈴木とヌートバーがノミネートされているナ・リーグ外野手部門はロナルド・アクーニャJr.（ブレーブス）、ムーキー・ベッツ（ドジャース）、フアン・ソト（パドレス）、フェルナンド・タティスJr.（パドレス）らが有力候補。他にも好成績を残している選手がおり、吉田同様、まずは第２ラウンド進出圏内が目標となりそうだ。
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