日本海海戦の戦没者を追悼 慰霊碑に黙とう 長崎県佐世保市 東山海軍墓地 

戦没者を追悼し、慰霊碑に献花する参列者ら=佐世保市

 日露戦争の日本海海戦の慰霊式が5月27日、長崎県佐世保市東山町の佐世保東山海軍墓地であり、参列者約120人が戦没者らを追悼した。
 海戦は1905年5月27、28日、対馬沖であり、日本の連合艦隊がロシアのバルチック艦隊を破った。
 式は海上自衛隊のOBらでつくる佐世保水交会が主催。参列者は、日清戦争から太平洋戦争にかけて亡くなった旧日本海軍の軍人ら約17万人を祭る慰霊碑に向かって黙とう。海自佐世保地方総監部の西成人総監らが献花した。
 同会の外村尚敏会長(71)は取材に「海戦で日本を守るために亡くなった人々の姿が、ロシアの侵攻を受けるウクライナとも重なる。戦没者を忘れない」と話した。

© 株式会社長崎新聞社