決勝2日間はジュニアと同組の“レア大会”/みずほアメリカOP 初日組み合わせ

笹生優花は初日午後にティオフする(撮影/桂川洋一)

◇米国女子◇みずほ アメリカオープン 事前情報(31日)◇リバティーナショナルGC (ニュージャージー州)◇6656yd(パー71)

今季の新規大会はLPGAツアーから出場の120人(うちアマ1人)がタイトルを争う傍ら、全米ジュニアゴルフ協会(AJGA)所属の24人による競技が同時進行される。

予選ラウンド2日間はLPGA選手とジュニアが別の組でラウンド。決勝ラウンドは予選を通過(上位50位タイまで)したLPGA選手2人とジュニア1人が同組で回る。なお、LPGA選手のストロークプレーとは異なり、ジュニアには予選落ちのないポイント制のステーブルフォード方式で4日間プレーする。

笹生優花はジュニア時代にAJGA競技への出場経験がある。2018年に「サンダーバード・インターナショナルジュニア」で優勝。「ロレックストーナメント・オブ・チャンピオンズ」では2位に入った。

世界トップレベルにあるジュニアであっても、ツアープロと真剣勝負の舞台に一緒に上がる機会は滅多にない。新しい試みに、笹生は「みんなの(うれしそうな)顔を見ればわかるんじゃないですか。ただ回れるだけじゃなく、ちゃんと試合でもあって、しっかり集中もしている」と賛同した。

未来のライバルたちの前では、ツアープレーヤーは力が余計に入りそうで、「カッコいいところは、(わざと)作るものじゃないと思う」と語る。「(プロは)自分らしくいて、それをジュニアの子がどう思うか。自分たちが見てきた(先輩)プロたちも、決してカッコよくしようとは思っていなかったはず。そうはしなくていいかな」と、普段通りのプレーでジュニアの目を輝かせる。

<初日の日本勢組み合わせ&スタート時間>
(カッコ内は日本時間)※10番スタート
8:21(21:21)/畑岡奈紗、ジェニファー・カップチョ、ジョージア・ホール
8:54(21:54)/勝みなみ、イ・ジョンウン6、ライアン・オトゥール
12:37(2日1:37)/※西村優菜、モリヤ・ジュタヌガン、カン・ヘジ
12:59(2日1:59)/※笹生優花、アシュリー・ブハイ、キム・インキョン
13:10(2日2:10)/※古江彩佳、グレース・キム、マジャ・スターク

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