知事選、市長選同時進行の青森市 知事選のみ済ませた女性に投票用紙を二重交付

 青森市選挙管理委員会は31日、知事選の期日前投票を既に済ませた女性有権者1人に知事選の投票用紙を再度交付し、投票させるミスがあったと発表した。女性は同日、知事選と同日選(6月4日)となる市長選の期日前投票を行うため投票所を訪れていた。知事選の用紙に市長選の候補者名を書いて投票したため、無効票として扱われる。

 市選管によると、ミスがあったのはアウガの投票所。女性は5月19日に知事選の期日前投票を行っていたが、受付の職員は十分に確認せず、知事選と市長選双方の投票用紙引換券を渡し、先に知事選の用紙と交換した。女性が投票を行った後、引換券が1枚余ったことを疑問に思い、職員に問い合わせてミスが判明した。女性はその後、改めて市長選の投票を行った。

 青森市では知事選の期日前投票が19日、市長選が29日にそれぞれ始まった。市選管は「二つの選挙が同時進行していることから、投票状況の確認強化を徹底していく」としている。

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