健康食品から医薬品「タダラフィル」検出 千葉県「直ちに使用中止を」

千葉県庁

 千葉県は31日、県衛生研究所の調査で、医薬品「タダラフィル」の成分が含まれる健康食品を発見したと発表した。タダラフィルは、頭痛や顔の赤み、消化不良などの副作用があるという。県薬務課は健康被害の恐れが否定できないとし「直ちに使用を中止し、症状がある場合は、速やかに受診して、保健所に連絡を」と呼びかけた。

 同課によると、今回医薬品の含有が分かったのは「イーシス」(大阪市)が輸入販売している「ロイヤルハニーVIP」。2019年と21年の調査でも、同一の名前で似た形状の商品からタダラフィルが検出されていた。

 医薬品成分を含有する健康食品の製造・販売は、薬機法で禁止されている。県では、健康被害を防ぐため、年2回それぞれ40品の健康食品を購入、検査している。

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