6月4日は青森県知事選挙と青森市長選挙のダブル選挙!SNSで見られる全候補者の横顔を一挙紹介 

青森県知事選挙、同県の県庁所在地でもある青森市の市長選挙のダブル選挙が6月4日に投票日を迎えます。いずれも現職不在の新人同士の戦いとなり、各候補が街頭演説などを通じて政策を訴えています。しかし、「政策だけでは決められない!」という忙しいあなたのために、このコラムではSNSなどで見ることができる各候補の「横顔」をまとめてみました。青森の未来を決める今週末、あなたの大事な1票を託すための参考にしてください。

知事選挙は新人4人の戦い!

任期満了に伴い、知事として県政史上最長の5期20年務めた三村申吾知事が引退。このため、5月18日に告示された青森県知事選挙は新人4人の戦いとなっています。

気になるのは投票率です。過去20年間で最も投票率が高かったのは、三村前知事が初当選を果たした2003年6月の52.46%。当時の木村守男知事がセクハラ疑惑による辞職勧告などを受けて、3期目の当選からわずか5カ月で辞職したことを受けて執行された選挙でした。

しかし、その後の2007年・2011年・2015年・2019年の選挙は、立候補者数が2~3人で、投票率は38~43%台と低迷。結果は、いずれも現職候補が2番目の得票数だった「次点候補」に大差をつけて圧勝しています。

それでは、今回の立候補者のSNSを届け出順にのぞいてみましょう。

◆宮下宗一郎(みやした・そういちろう)氏

元むつ市長の宮下氏は今年初めに知事選に一番に名乗りを上げ、Facebook、Instagram、Twitter、Youtubeを駆使して政策を訴えています。

選挙期間中には、「#宮下宗一郎」がトレンド入りしました。それを支えたのが、宮下氏の選挙運動に密着して動画や写真を配信しているSNS班でした。同氏の公式YoutubeチャンネルではSNS班に密着した動画が再生回数上位となっています。

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横垣成年(よこがき・なりとし)氏

元むつ市議会議員で、日本共産党と社会民主党が推薦する横垣氏。本人によるSNS上の発信は見当たりませんでしたが、共産党青森県委員会のTwitterアカウントから街頭演説の予定や様子が公開されています。

支援者層の間では市民とのふれあいの間にふと見せる笑顔が話題になっているようです。「#たてがきじゃなくよこがき」というタグも爆誕しました。選挙公報も「よこがき」でした。

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小野寺晃彦(おのでら・あきひこ)氏

前・青森市長の小野寺氏はYouTubeチャンネルなどを利用。応援演説に駆け付けた三村申吾前知事から「クソ真面目」「愚直清廉」と評される場面も見ることができます。

一方で、学生時代から続けているアイスホッケーでゴールを決める貴重なシーンも公開。センターフォワードのポジションでチームをまとめ、大学を1年留年するほどのめり込んでいたそうです。

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楠田謙信(くすだ・けんしん)氏

元損害保険社員の楠田氏。

Twitterを中心に、立候補に至る思いや選挙活動の情報を配信しています。

対立候補でもある宮下氏のSNSに「いいね」をつけていたことが目撃されています。楠田氏と名前が同じ戦国時代の武将・上杉謙信と同じく「敵に塩を送る」エピソードです。

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青森市長選挙は4人が立候補!SNSでの情報発信も様々

青森市長選挙は前職の知事選立候補に伴い、5月28日にスタートしました。投票日は知事選と同じ6月4日です。

(なお、同じく知事選立候補のための辞職に伴うむつ市長選挙は統一地方選挙と同じ4月23日に実施されました)

青森市長選挙の投票率は前回36.43%で、市町村合併によって現在の青森市になった2005年以降、最低の水準に落ち込みました。

青森市長選挙に立候補した新人4人は全員がSNSでの活動を発信しているので、届け出順に紹介します。

西秀記(にし・ひでき)氏

青森市出身で、大学卒業後は都内で働きだすもUターンして商工会議所副会頭なども務めた西氏。各種SNSを通じて街頭演説の予定や、選挙活動中のショート動画を掲載しています。特技は「インドカレー作り」。

関良(せき・りょう)氏

青森市議と青森県議を務めた、たたき上げの経歴を持つ関氏。翌日の街頭演説予定を更新しています。特技は「ジョギング」。

大竹進(おおたけ・すすむ)氏

野党候補を応援するために立ち上がった市民団体「市民連合あおもり」の共同代表を務める大竹氏。特技は、「おせっかい」と「Excel入力」。

野崎小三郎(のざき・こさぶろう)氏

吉本興業所属のお笑いコンビ「キューティーブロンズ」(2020年解散)の活動中に移住し、青森県に魅了されたのが立候補のきっかけになったという野崎氏。特技は「オカリナ演奏」。

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