馬瓜エブリン、今野紀花のデンソー入りが発表、馬瓜は1シーズン休養から競技復帰へ

デンソーが2選手の加入を発表

6月1日、デンソーアイリスは馬瓜エブリン(元トヨタ自動車)、今野紀花(ルイビル大)の入団を発表した。馬瓜は昨年7月に1シーズン休養宣言をしていた。また今野は聖和学園高卒業後、ルイビル大に留学。今年卒業をしている。

チームを通じて、馬瓜は「今シーズン、デンソーアイリスに入団します!馬瓜エブリンです!1年間の人生の夏休みを終えて、いろんな意味での経験とパワーをチームにそして、ファンの皆さんにも!お届けしたいなと思っております!!みんなで!一緒に!!元気に!!!」と、今野は「バスケットができる環境、毎朝迎える新しい一日、これまでに受け取った様々な人からの支えや温かい思いに感謝する心を忘れず、一生懸命にバスケットに励み応援してくれる人やコミュニティーに力を与えられるように頑張ります」とメッセージを発信している。

1995年生まれのパワーフォワード、馬瓜は桜花学園高卒業後、2014年よりアイシンAW入り。3シーズンプレイした後、トヨタ自動車へ移籍してプレイ。2020-21シーズン、2021-22シーズンでは優勝を経験。そのシーズン後の7月、「『エブリン、人生の夏休み!!』です!」とSNSで発表し、今シーズンを未所属で過ごしていた。代表では東京2020オリンピックでは銀メダルに貢献している。今季、トヨタ自動車でプレイしていた馬瓜ステファニー(シーズン後退団)は妹である。

今野は聖和学園高の2019年にNCAA1部のルイビル大に進学。1年生時にはヒザの故障で手術、2年生では新型コロナウイルスに2度も罹患するなどトラブルも経験したが、4シーズンプレイし、NCAAトーナメントでの戦いも経験。4年間を振り返って「人生の中でこういう時間を経験できたことがすごくうれしいです。こんな良い環境でバスケットができることもそうだし、いろいろな人に出会えたこともそう。日本という国を出て、ほかの国でこういう関係を作れたことで、自分の持っている視野がすごく広がったし、自分自身についてもっと知ることができました。この4年間は本当に充実していました」(「月刊バスケットボール5月号」より)と語っており、卒業後はWリーグでプレイする意向を示していた。

デンソーは今季レギュラーシーズンで初の1位となったものの、プレーオフセミファイナルでENEOSに敗れてベスト4に終わっている。

[プロフィール]※チーム発表より

馬瓜エブリン

背番号:0

ポジション:パワーフォワード

身長:180㎝

出身地:愛知県

生年月日:1995年6月2日

経歴:2015~2017桜花学園高/2014〜2017アイシンウィングス/2017〜2022トヨタ自動車アンテロープス

代表歴:2012U17世界選手権(4位)/2014アジア競技大会(3位/2017アジア選手権優勝/2018ワールドカップ(9位)/2019アジアカップ優勝/2021東京オリンピック競技大会銀メダル

今野紀花

背番号:73

ポジション:シューティングガード

身長:179㎝

出身地:宮城県

生年月日:2000年5月1日

経歴:2018~2020聖和学園高/2020〜2023ルイビル大学(UniversityofLouisville

代表歴:2018U18アジア選手権(2位)/2018U18アジア3x3大会(2位)/2019U19ワールドカップ(9位)/2022FIBAアジア3x3カップ(4位)

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