矢板市の若手職員らが"防災"の知識を深める 万が一に備え「土のう」を作る訓練

 矢板市では市役所の若手職員らが防災の知識を深めようと、土のうを作る訓練を行いました。

 訓練に参加したのは、矢板市の若手職員ら35人で消防署職員の指導を受けながらポリエチレン製の袋にスコップで土を詰め込み土のうを作っていきました。土のうは、川の氾濫など洪水が発生したときに建物への浸水を防ぐためのものです。

 矢板市では2019年の台風19号の影響で市役所近くの内川が氾濫し住宅およそ40軒が床下浸水する被害がありました。参加した職員たちは万が一の事態に備えるためこの日だけで1000個の土のうを作りました。

 土のうを並べるときは結び目を下に織り込み、足で踏みならし、平らにすることで水が入らないようにします。

 また、ブルーシートで土のうをくるむことで、より止水効果が高まりますが、これは自宅にあるレジャーシートやごみ袋でも代用できるということです。

 これらの土のうは市役所に保管され、水害が発生したときに使われます。

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