高知足摺エリアの隠れた楽園 - 自然、文化、伝説の美しさを体験する旅

皆さま、四国の最南端、足摺エリアを訪れた際には、ぜひ連泊でゆっくりと観光を楽しんでいただきたいです。今回は、その魅力を最大限に感じていただける観光スポットを一部ご紹介いたします。

レンタル自転車で探索

ホテルで借りられる電動自転車、通称「e-bike(イーバイク)」を利用して周辺地域の散策に出かけましょう。足摺岬には魅力的な観光地が数多く点在していますが、実は移動中の風景も魅力の一つなのです。太平洋の壮大な景色を見ながら県道をサイクリングしたり、昔ながらの漁港や漁師町を巡るのも一興です。e-bikeの快適さを活かして、途中に見つけたカフェに立ち寄るのも楽しいでしょう。

初めてe-bikeを使う方でも、安心してください。ホテルスタッフが操作方法を丁寧にレクチャーします。まずは広い駐車場で操作に慣れてから、周辺の観光地へ出発します。この際、動きやすい服装と運動靴のご用意をおすすめします。

e-bikeについて詳しく知りたい方はこちらの記事もご参照ください。

足摺岬展望台

まず訪れてほしいのが、足摺岬展望台です(ホテルから所要時間:10分)。四国最南端の地に立つこの展望台からは、270度に広がる壮大なパノラマが視界に広がります。遮るもののない太平洋を一望できる場所は、日本国内でも非常に珍しいでしょう。

展望台からは足摺岬灯台も見ることができます。灯台までは遊歩道でわずか5分。その美しい景色は、訪れる人々を驚嘆させるでしょう。大人から子供まで、誰もが気軽に灯台と展望台を散策できるのが四国の足摺岬の特徴です。

時間に余裕があるなら、東に位置する足摺岬東駐車場に向かう森のトンネルも素晴らしいサイクリングスポットです。四季折々の自然を五感で感じながら、足摺岬の魅力を一層深く味わってみてください。

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白山洞門

足摺岬に行ったら絶対に見逃せない場所、それが白山洞門です(所要時間:展望台から3分、ホテルから7分)。岩山が波により浸食されてできたこの洞門は、高さ約16メートル、幅17メートルと、その大きさは日本最大級。洞門までは自転車を停めてから遊歩道を15分ほど歩くと到着します。間近で観ることができる巨大な洞門は、その存在感が圧倒的です。

洞門周辺には、「ラパキビ花崗岩」という珍しい石が見られます。これは日本でここ足摺岬にしかない、非常に珍しい岩石で、実際に手で触れることも可能です(ただし、国立公園内のため持ち帰りは禁止)。足摺のラパキビ花崗岩は1400万年前に形成されたとされ、その生成過程や存在理由は未だに謎とされています。

また、白山洞門を眺めながら足湯を楽しむことができる「万次郎足湯」もおすすめです。太平洋と白山洞門の景色が一体となった風景を、足湯に入りながら見下ろす風景は、一見の価値ありです。

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松尾の青の洞窟

次に訪れていただきたいのが、あまりガイドブックには載っていない隠れた名所、「松尾の青の洞窟」です(所要時間:ホテルからe-bikeで15分)。民家の間をすり抜けて行くと松尾漁港が見えてきます。その奥にある青の洞窟と言われる海老洞は、神秘的な色を発する海水が洞窟の奥へと続いています。ターコイズブルーの海面がキラキラと輝き、「松尾ブルー」とも言われるほどです。

青の洞窟は最近ではインスタ映えスポットとしても知られるようになり、その青く輝く水面は一緒に写真を撮ると非常に映えます。

夏休みになると手前にかかる桟橋から地元の子供たちが飛び込みをしていたり、浮き輪で浮かびながらの水遊びに興じている光景を目にすることも出来ます。地元のおばあちゃんが『当たり前の光景だから青いのも魚が手に届くように泳いでいるのも特別じゃないよ』と笑って話す様子も、足摺ならではです。

風が無い晴れた日には停泊している小舟が空に浮かんでいるように見える現象を目にすることが出来ますので、ぜひ狙って行ってみましょう!

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唐人駄馬・巨石群

足摺岬の海辺の美しさに心を奪われがちですが、その山々にも注目すべき素晴らしい観光スポットが点在しています。午後、e-bikeに慣れ親しんだころ、少々の冒険心をくすぐる山への挑戦を提案します。ホテルからe-bikeで30分ほどの距離に、息を呑むような景観が広がっています。

e-bikeの駆け上がる力を借りて、足摺スカイラインを南側から登っていきましょう。風を切りながらスムーズに山道を進むと、やがて左手に曲がる道路と、「パワースポット」の案内板が現れます。そこから残り約2kmの道のりですが、その先には驚きと感動が待っています。左へ道を曲がると、ほどなくして下り坂が始まります。e-bikeのスピードを適切にコントロールしながら、風景を楽しみつつ進むことが大切です。しばらく進むと、坂の下にある視覚的なガイド、案内看板が見えてきます。

そこでe-bikeを止め、順路に従って山道を登り始めます。少し進むと、すぐに大きな石が見えてきます。その先に続く迷路のような道を進んで行くと、やがて「神楽石」と名付けられた広く平らな石に辿り着きます。足摺岬の海の印象を遥かに超える、壮大な自然のパノラマが広がっています。

伝説によれば、この神楽石では古代に神々へ奉げる神楽が行われたと言います。巨石群の中央に立つと、自身が古代の伝説の一部となったかのような感覚に包まれます。

この場所では縄文時代から弥生時代にかけての石器や土器片が発掘されており、訪れる人々は歴史を肌で感じることができます。唐人駄馬には、目を見張る大きさのストーンサークルの跡があり、巨石群のすぐそばにもストーンサークルが点在しています。これらの遺跡は太古の文明の名残であると考えられています。

巨石群にある大きな石たちも、凹面のある石や三日月形の石など、人間の手によって形成されたと思われる特徴があります。これらの巨大な石はどのように運ばれ、どうやって重ねられたのか、その謎を解き明かすのは難しいですが、それがこの場所の魅力の一部であります。

そして、ここがパワースポットと言われる理由については、多くの伝説が存在します。一つの説は、足摺半島に存在する黒潮が接岸するウスバエという地域に関するものです。その地は、古代に大陸から出航した人々が黒潮に乗って流れ着いた場所とされています。彼らは直径180メートルにも及ぶ広大な土地に、足摺文明とも言える文化を築き上げました。その一環として、ストーンサークルや神楽石での祭りが行われ、ここが古代からの聖地であるという説があります。このような説に触発され、多くの人々がこの地をパワースポットとして訪れています。

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