故猫田氏が国際バレー殿堂入り 日本代表で五輪メダル3個

猫田勝敏氏

 日本バレーボール協会は1日、男子の日本代表として1964年の東京から4大会連続で五輪に出場し、金、銀、銅と3個のメダルを獲得した名セッターの猫田勝敏氏(故人)が国際バレーボール殿堂入りすると発表した。顕著な功績を残した選手として選ばれた。日本からは松平康隆氏(故人)大古誠司氏、白井貴子氏らに次いで9人目。

 広島市出身の猫田氏は巧みなトスワークが持ち味で長くチームを引っ張った。金メダルを獲得した72年ミュンヘン五輪では「一人時間差」「Z攻撃」など独創的な戦術を展開した日本の中心だった。殿堂入りのセレモニーは10月21日、米国で行われる。

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