【過大請求】近ツリ静岡支店など家宅捜索 新型コロナワクチンコールセンター業務めぐり詐欺の疑いで強制捜査(大阪府警)

大手旅行会社の「近畿日本ツーリスト」が新型コロナワクチンのコールセンター業務で人件費を過大請求していた問題で、大阪府警は静岡支店などの家宅捜索を行った。

家宅捜索を受けたのは、大手旅行会社、近畿日本ツーリストの大阪や静岡にある支店。近畿日本ツーリストは、東大阪市から請け負った新型コロナワクチンのコールセンター業務で、依頼されたオペレーターの人数を少なく発注したうえで、市には、指定された人数分の人件費を請求、約2億9000万円を不正に得ていた。その後の社内点検では、静岡・焼津市や掛川市などを含む全国の86の自治体で、過去3年間に最大 約16億円の過大請求をしていた可能性があると明らかにしている。コロナで旅行業界が厳しい中、営業目標を達成したいとの思いが働いていたことなどが原因だとしてい たが、大阪府警は、詐欺の疑いで強制捜査に乗りだし、今後、押収した資料などから実態解明を進める方針だ。

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