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2023年6月1日に公開された動画ではゲストに立憲民主党衆院議員の逢坂誠二氏をお招きし、立憲と国民の候補者調整について語っていただきました。
両党の冷え込む関係は修復可能なのか?
【このトピックのポイント】
・関係の冷え込みが指摘される立憲と国民。泉代表は連合に仲介を要請
・立憲と国民の候補者調整は連合にとっても望ましいこと
・解散のタイミングによっては交渉が一気に進む可能性も
逢坂氏のプロフィールは以下の通りです。
逢坂氏は北海道大学薬学部を卒業後、家庭の事情で地元に戻りニセコ町役場へ入庁。政治家と公務員を嫌いなものとして挙げつつも「政治の場でなければやれないことがあったから国会に来た」と政治の道に進んだ理由を語りました。
今回MCを務める宮原健太氏と出会ったのは2020年4月。MC宮原が新聞記者として立憲民主党の担当になったのがきっかけでした。
当時は政調会長だった逢坂氏は、同時期に政調会長だった岸田首相と国会図書館で隠れてコロナ関連の事案を話し合うこともあったとのことです。
今回は以下の質問からピックアップして逢坂氏に回答していただきました。
立憲と国民の候補者調整 うまくいく?
次期衆院選などをめぐって関係が冷え込む立憲民主党と国民民主党。愛知16区では両党の候補が競合し調整不足が指摘されています。
立憲の泉健太代表は連合の吉野会長に国民との仲介を要請したとのことです。
逢坂氏は立憲と国民がもともと1つの政党であったこと、また連合の成り立ちにも触れつつ「原理原則的には1つになっていくのが大事なこと」とコメントしました。
候補者調整については支援に回る連合の立場からその重要性に言及。「同じ選挙区で連合系候補が2人いるのは選挙やりにくくてしょうがないよ」とコメントしました。
また、1人区で野党候補が2人立てば与党に勝つのは極めて困難になります。それはつまり連合の声が政治に届きにくくなることを意味するため、候補者調整することは「地方の連合のみなさんの声、思いでもあると思います」と逢坂氏は語りました。
実際、2022年の参院選では定数3の北海道選挙区に立憲から2名、国民から1名が立候補。支援する連合からするとやりにくい部分があったようで、逢坂氏は支援者からお叱りを受けることもあったとのことです。
政党だけでなく、それを支援する連合としても候補者調整はマスト。逢坂氏は「その声を受け止めて東京、政党中央でどういう塩梅にするかはこれから」とコメントしました。
交渉の行方について逢坂氏は「薄皮を1枚ずつ剥ぐような形で対応していく」と一筋縄ではいかないことを示唆しつつ「選挙が近くなると今まで解決しなかったことが一気に進んだりすることもある」とコメント。
解散のタイミング次第で一足飛びに解決することもあるのかもしれません。
逢坂氏「時間というものも頭に置きながらドンドン仲良くなることが、働く皆さんのためにもなると私は思うけどね」
2022年の参院選北海道選挙区で候補者調整がうまくいかなかった件についてMC宮原が問うと逢坂氏は「一方的に言うのはフェアじゃない」と明言を避けつつ、「地元としては鳩が豆鉄砲という感じだった」と急な決定だったことを示唆しました。
動画本編はこちら!
立憲と国民の候補者調整どうなる?連合はどう考えている?
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