世界で活躍する宮城県出身の靴職人 ふるさとで初めての個展

世界で活躍する宮城県出身の靴職人が、初めて宮城県で個展を開催しています。

仙台市青葉区の藤崎で1日から始まった個展、靴のカタチ。

足の外側の空間を表現した作品、足の巣です。制作したのは柴田町出身の靴職人、三澤則行さん(42)です。

靴職人三澤則行さん「そういえば靴ってこんなにきれいだったんだ、よく見るとこんなに芸術的表現が入っているんだなっていうのを私の作品を通して皆さんに感じていただければなと」

三澤さんは、仙台市の大学を卒業後、東京やオーストリアで10年間修行しました。現在は、東京の工房で靴を作り海外で個展を開催してきました。

履く靴だけではなくアート作品も手掛ける三澤さんは、2022年2月に靴の国際コンクールで優勝するなど繊細な技術と美しさが高く評価されています。

伊達政宗公をテーマにした、MASAMUNE。仙台市の銅職人と共同で制作し、前立てや太刀筋を表現しました。

個展では、大きな革靴に訪れた人が自由に色を付けられるイベントも開かれています。 靴職人三澤則行さん「個展の最終日にどういった作品になるのかっていうのは私自身も楽しみですし、本当に唯一無二のアート作品になるんじゃないかなと」

個展は6日までで、期間中に靴の注文を受け付けています。

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