史上最年少名人&7冠の藤井竜王を祝福!谷川浩司十七世名人「お渡しできた」羽生善治九段「更なる飛躍を」

1日に長野県「緑霞山宿 藤井荘」で指し継がれた将棋の第81期名人戦七番勝負の第5局2日目は、渡辺明名人に挑戦した藤井聡太竜王(王位・叡王・棋王・王将・棋聖との六冠)が勝利。4勝1敗で最年少記録となる名人を奪取し、史上2人目かつ最年少での七冠達成を成し遂げた。

これまでの名人最年少記録は谷川浩司十七世名人の21歳2カ月で、藤井竜王は20歳10カ月での達成となり、39年11カ月ぶりに更新。また、同時に羽生善治九段の保持していた七冠の最年少記録(25歳4カ月)を4年6カ月更新した。

谷川浩司十七世名人、羽生善治九段のコメントは次の通り。

谷川浩司十七世名人「記録というのはそれに相応しい人が持つべき、と考えるようになりました。40年前の言葉をもう一度使わせて頂くと、中原十六世名人からお預かりした最年少名人の記録を、無事、藤井新名人にお渡しできた、という心境です。名人獲得と七冠達成を心よりお慶び申し上げます」

羽生善治九段「藤井竜王、史上最年少での名人獲得と七冠達成、誠におめでとうございます。前人未到の大記録の達成は、将棋に興味を持つ子供たちに大きな夢と希望を与えます。これからも将棋の魅力を伝えるフロントランナーとして更なる飛躍を遂げ活躍される事を期待しています」

(よろず~ニュース編集部)

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