「ハイエース」で国内ラリー参戦 トヨタ車体、知見を市販車に還元

ラリー競技に参戦するトヨタ車体の「ハイエース」(同社提供)

 トヨタ車体は1日、商用を中心に展開しながらアウトドア向けなど自家用としても用途が広がる「ハイエース」で国内ラリー競技に参戦すると明らかにした。公道のコースでタイムを競うモータースポーツの現場で得られた知見を、市販車やパーツの開発に還元する。

 車高が高く大柄なハイエースは、急コーナーを駆け抜けて速さを競うラリーには不向きとされる。ハイエースをベース車両に選ぶチームは珍しく、開発や生産を手がけるメーカーがチームを組んで挑戦するのは初めてだ。

 ハイエースは後席のアレンジがしやすく荷物をたくさん積めるため、アウトドアファンにも人気が広がる。こうした車で競技を盛り上げる狙いもある。

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