梅雨シーズン到来…雨天時の事故防止のポイントは?JAFに聞いてみた

梅雨入りし、雨の中を運転する機会も増えそうです。雨が降る中での運転は、見通しが悪くなったりスリップしやすくなったりするということで、それらを防止するためのポイントをJAF愛媛支部に聞きました。

まずは視界不良の防止。1つめのポイントはワイパーです。

このように、ゴムの先端の部分が裂けた状態だと交換が必要です。

2つ目のポイントはウォッシャー液。無くなる前に補充しましょう。そして、ガラスの油膜もふき取ることで視界が確保されます。

そして、タイヤの点検です。濡れた路面でのスリップ事故防止にはタイヤが命です。残り溝の深さをチェックしましょう。

タイヤにはスリップサインというものがあり、三角のマークの延長上にふくらみがあります。こちらは残り溝の深さ1.6ミリ、ほとんど無くなったことを示す印。さらに摩耗が進んだ状態で走行すると、大変危険です。

こちらはJAFが行ったテスト走行。濡れた路面を時速100キロで走行し、フルブレーキをかけると「新品」「2分山」のタイヤとでは、約23メートルもの差が出るということです。

JAFでは、梅雨シーズンの到来を受け、ワイパーやタイヤの点検に加え、大雨が予想されるときは、アンダーパスといった冠水が起こりやすい場所の通行を避けることなども呼びかけています。

JAF愛媛支部推進課 権名津博さん 「まずは不要不急の外出を避けていただくことが必要になると思います。それでも通勤・通学で車を使う人はいるので、そうした時はワイパー、灯火類、タイヤの点検などをしてもらって十分に気を付けて車を運転してほしいと思います」

© 株式会社あいテレビ