【新型コロナ】神奈川の感染者 1週間で1227人 前週比0.13人増

 新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県は1日、県内約380カ所の定点医療機関で報告された感染者数を公表した。5月22~28日の1週間に県内全体で1227人の患者が報告され、定点医療機関当たりの平均患者数は3.43人だった。前週の3.30人から0.13人増加した。

 保健所の管轄別でみると、平塚保健福祉事務所管内(平塚市、大磯、二宮町)や横浜市などの患者数が前週比で増えた。

 定点当たりの患者数が最も多かったのは鎌倉保健福祉事務所三崎センター管内(三浦市)の6.33人。最も少なかったのは小田原保健福祉事務所足柄上センター管内(南足柄市、中井、大井、松田、山北、開成町)で、患者数の報告はなかった。県衛生研究所の担当者は「前週に比べて県内全体では微増になったが、地域によってばらつきがある」と話す。

 一方、5月31日時点の入院者数は373人(前週比31人増)で、このうち重症者は18人(同9人増)。確保病床の使用率は9.75%で、このうち重症用病床は5.05%だった。

 5月8日の5類移行に伴い、感染者の全数把握は廃止され、定点医療機関から報告される感染者数を県がまとめて週1回、公表することになった。

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