日本の車4社、米販売27%増 5月、新車供給制約が改善

米ワシントン近郊にあるトヨタ自動車の販売店=2022年(共同)

 【ニューヨーク共同】日本の自動車大手4社が1日発表した5月の米新車販売台数は計39万4442台と、前年同月より27.5%増えた。世界的な半導体不足などによる新車供給の制約が改善し、販売が持ち直した。マツダが約2.2倍に膨らみ、ホンダとSUBARU(スバル)も2桁の増加率となった。

 営業日が前年同月より1日多かったのも押し上げ要因となった。自動車業界関係者は「米国の新車需要は強い」と指摘し、今後に期待を寄せる。

 トヨタ自動車は6.4%増の18万7204台。スポーツタイプ多目的車(SUV)「ハイランダー」や乗用車「カムリ」の販売が好調だった。

 ホンダは58.2%増の11万9445台となり、主力車の「シビック」やSUV「CR―V」の販売が大きく伸びた。

 スバルは28.2%増の5万4531台。マツダは3万3262台で、SUV「CX―5」などの好調が寄与した。

米カリフォルニア州にあるホンダの販売店=2022年6月(ゲッティ=共同)

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