米債務上限、上院も可決 デフォルト回避確実に

米ワシントンの連邦議会議事堂=5月(共同)

 【ワシントン共同】米議会上院は1日(日本時間2日)、連邦政府の債務上限の効力を一時的に停止する法案を与野党の賛成多数で可決した。バイデン大統領が署名して成立する。5日にも政府の資金繰りが行き詰まり、米国債がデフォルト(債務不履行)に陥る期限が迫る中、上下両院での法案通過によって、危機回避が確実となった。

 可決を受けてバイデン氏は1日「米経済と米国民にとって大きな勝利だ」とする声明を発表。「できるだけ早く署名し、2日に国民へ直接語りかける」との考えを示した。

 上院での採決結果は賛成63、反対36だった。上院でもスピード採決することで与野党が折り合った。

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